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「日本の教育とイギリスの教育の違い」について by Karin



 その一方、イギリスでは、基礎的な学力が日本よりも、やや劣っているように思えることもありました。例えば、私が知る限り、イギリスには算数の九九の暗記という学習がありません。現地校5年生の時に同級生が九九を苦手としていたことがあり、九九を暗記済みだった私は、同級生が九九で苦労している姿に驚いたのを覚えています。日本の教育は、その年齢に必要な知識と問題を解くノウハウを得る学習内容がきっちりと授業に組み込まれており、それは学校を終え帰宅した後も宿題という名の学習で、学校で学んだ内容を復習と練習を重ねる事により、基礎的な知識と学力が身につくように考えられていると思います。


 こうして振り返ると、日本とイギリス、どちらの教育が良いのかを考えると、それぞれに良い点があり、改善すべき点もあるように思います。


 話は変わりますが、クラブ活動(部活動)についても振り返って考えてみたいと思います。

私が経験したイギリスで小学校、中学校のクラブ活動では、長期的に何か一つの目標に向かってチーム全体が努力するというよりも、その活動を楽しむことに重点が置かれていたように思います。一方、日本の部活動は、目標を達成するために、チームの団結力や協調性、その場の空気を読むことなどが求められ過ぎて、生徒の個性が抑えられてしまうこともあると思います。チームで努力する姿勢とそれぞれの個性の尊重のバランスが保たれることが大事であり、理想的なのではないかと私は思います。


 イギリス、日本、二つの異なる国の教育で得た経験、価値観、考え、知識を生かしながら、自分のこれから、そしてmaco mammyさんでの活動に生かしていきたいと思っています。

Karin





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